楽育「昭和に戻ろう」 by ナディアコラム

ナディアで何名かの料理家さんにコラムを書いていただいております。
徐々にコラムの量を増やしていきたいな、なんて考えているのですが。
最近おもしろい方と色々画策しているのです。

その名も「珍獣ママ」。

すごい名前です。
本も出版されているので名前は知っていたのですが、実際お会いすると「珍獣のママ」じゃなくてご自身が珍獣なんじゃないかと。笑
何がってまずブログが面白い。

珍獣ママのブログ
http://ameblo.jp/littleshef/entry-11951021228.html

とにかく何でもあり。
ブログだろうとFacebookだろうと、人の目なんて(気にしているだろうけど)気にしていない。
パワーと勢いが圧倒的で、その中で繊細さと人情味がある。
何か昭和の香りというかオールウェイズ三丁目の夕日みたいな、僕らが育った昭和の近所のおもしろくて、時折怖いおかあちゃんという感じがするんです。
見た目が割烹着が似合うとかではないのですよ。
見た目はヤングな感じですが。
てっきり関西の方だと思ってましたが思いっきり東京の方で、見た目はヤングな、とにかく現代版昭和のおっかさん。

先日、彼女と、発信者として何を世の中に訴えかけるのかなどを議論していたわけです。
珍獣という強烈なキャラクターと笑いのセンスの裏に、純粋に現代の家族や子どもを憂う気持ちがあるなぁと感じたのです。
そして話をよくよく聞いているとこんなことをおっしゃるんです。
「私けっこう子どもは良い意味で適当ですよ。勝手に育ちますから。私が育てなくても友達が育ててくれますし、学校が育ててくれますし、その辺のおっさんが育ててくれます!」

その辺のおっさんが育てる!

これは僕にとっても大きな衝撃でした。
自分たちが大人になって子どもに対して色んなケアをしてあげないといけないなんて考えていたところに。
ここでの意味は責任を他者に押しつけているというわけではありません。
責任は自分にあるんだけど、周りの協力や環境を惜しみなく得ているというものでした。

そういや僕も「その辺のおっさん」にたくさん怒られて。
「あそこのおっさんはうるさいからここでサッカーするのは止めとこ」
なんて会話はよくありました。
ドラえもんにも出てくるカミナリ親父。
あれは1つの時代を象徴しているキャラクターなんだと思います。

子どもへの接し方、色々再確認したわけです。
「その辺のおっさんが育てる」という言葉で。

子どもの教育は親なのか、学校なのか?という議論も多々あります。
そういうのはきっと社会全体の話なのです。
親ができることは勿論全力でやるんだけど、できないことは友達やその辺のおっさんがやってくれたらいいんです。
近所が町内会が社会全体が子どもを育てればいいんだと思います。
悪いことしたらよそのお母さんに怒られたら良い。
また違った角度からの注意により子どもは新たな気づきがあるのかもしれない。

先日混雑した電車でイスに鞄を置いて携帯ゲームをしている小学生くらいの子どもがいました。
不思議なことに誰も注意していなかったようなので、彼に話しかけて「混雑しているから荷物はイスに置かない方が良いよ」と声をかけたところ、凄い顔で睨まれたのです。
「荷物を上にお兄さんが(おじさんではない)上に上げてあげるから行儀良く座った方がいいよ」と言うと少し不満そうではありましたが僕の行動に応じてくれました。
3駅ほど過ぎて電車が駅に停車してドアが開いて。
彼が立ち上がったときに荷物も取ってあげたら「ありがとうございました!」と満面の笑みでお礼を言ってくれた。

僕はここで反省したのです。
自分に子どもがいないから、子どもがいない大人が多いから子どもに接する方法を知らないんじゃないか。子どもってこういう接し方をすればいいと知っている大人が少ないんじゃないか。そして自分もその一人なんじゃないか。
こんなんじゃあ近所で町内会で社会全体で子どもを育てられるはずなんてない。
バツの悪さを噛みしめました。
未婚率の上昇、DINKSの上昇がそれを助長しているのかもしれません。

珍獣ママの話に戻りますが、彼女のコラムテーマ「楽育」。
楽して子どもを育てれば良いじゃないか。
楽しく育てれば良いじゃないか。
子どもがいるから何もできない、経済的に余裕がないなんて言わずに肩の力を抜いて育児をしよう。

そして「昭和に戻ろう」というサブテーマ。
自分たちは昭和という時代で育ったのだから、変に子どもに対して難しいことをあれこれ考えるんじゃなくて自分が育てられた環境で良かったと思えることを同じようにすればいい。
「モンスターペアレンツっていうポケモンに出てきそうな名前の親が世の中にはいるみたいですよ。」らしいです。笑
そういう彼女の想いが少しでも届けばと思っています。

珍獣ママの今の教育や子どもに対する考え方に一石を投じて改めて「気づき」を生み出すコラムになればと考えています。

さてさて、珍獣ママ引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
自分の想いを大解放しちゃってください。笑

■楽育「昭和に戻ろう」by Nadiaコラム(不定期更新)
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葛城 嘉紀